治安の悪化を実感する人が67％に20年ぶりに増加！警察庁アンケート

2022年に警察が行っているアンケートにて、治安が悪くなったという回答につながった人が67％に達したことがわかりました。このニュースはひとつインパクトが大きい理由があります。

それは年々警察が認知していたいわゆる犯罪（刑法犯と呼びます）が20年ぶりに前の年を上回ったというデータが基点となっています。この相関したデータについて詳しく解説していきます。

治安に関した2つのデータ

警察庁の治安についてのアンケート

2022年10月にインターネットで行われたこのアンケートは、15歳以上の5000人を対象としています。「日本の治安はよい（安全で安心して暮らせる）と思うか」という設問に対して、おおよそYesとなった割合が2021年の75.9％から2022年は68.6％と減少しています。

この結果は2022年のさまざまな事件の影響を受けていると考えられます。例えば次のような事件が話題になりました。

2022年1月：ふじみ野市散弾銃男立てこもり事件

犯人の母親が利用していた出張介護クリニックの医療関係者6名を呼び出し、診療内容について医療関係者に逆恨みし、医療関係者7名を散弾銃や催眠スプレーで攻撃し、そのうちの1人である医師 B（44歳・男）を人質に取り自宅に立てこもった

2022年5月以降：SNS闇バイト連続強盗事件

2022年5月から日本全国で発生している同一グループによる連続強盗事件である。ルフィなどと名乗った男を中心に、SNSなどで募集した闇バイトを使った強盗犯罪。実際のアンケートはこの逮捕ニュースの前にとられているが実際に強盗事件が多かったのは事実。

2022年7月：安倍元首相、銃撃され死亡＝６７歳、選挙応援演説中

奈良で安倍元首相が銃撃されて亡くなった事件。

20年ぶりに犯罪が増加へ

警察の出しているデータも目を通してほしい。2022年に警察が認知・把握している刑法犯が60万1389件（暫定値）と、20年ぶりに前年を上回ったことが報道されて明らかになりました。この犯罪件数が増えたというのは約20年ぶりで、コロナのせいで失職などされた人が増えていたり、不景気の波がある業種への影響の可能性もおおいにあります。